月讀宮

最初はみんな、自分を愛することから

一神教と多神教とネットワークビジネス

ひとは、ひとりであるように見えて多数の人格をもっており、ひとりの中に大きくふたつの信仰を抱えています。

脳が意識を支配する信仰、それを一神教と言います。
身体が自分をコントロールするための信仰、それを多神教と言います。

おわかりでしょうか。

自分というひとりきりの中に、大きなふたつの信仰がある。外側にあるのではなく、自分の中にあるのです。

人体の構造、仕組みから、一神教多神教かどちらか片方を選ぶことは不可能です。

そこにプラスして、肉体と魂が決別し、争いに飲み込まれた闇の人格が持っている「無神論」が加わります。(「神は私を助けてくれなかった」というツラい現実を生き、魂と肉体が傷ついた状態)

無神論は、信仰が何もない状態です。

無神論が信じるものは、性快楽と暗黒物質への希望です。巷(ちまた)のアセンション情報でよく書かれている「闇の勢力」なるものは、自分自身の暗黒面です。
それも星の物語、天体の記憶に結びついています。


新興宗教の多くは、多神教を語る一神教です。色んな神話を持ち出し、教祖自身がそれら神話存在の生まれ変わりである!と教祖を奉らせる手法です。これは教祖本人と信者を増やした幹部にたくさんお布施が入ります。信者さんにお金は入りません。

似たような構図で行われている商法が、ネットワークビジネスです。この商品は素晴らしい!と商品開発者ごと商品を奉らせる手法です。その商品を沢山売った人から順番に幹部になっていきます。

沢山売れていくと、売り先も固定されていくため、あとからビジネスをする人は買い手としての役割が大きいでしょう。

商品は良いので継続してお付き合いで購入することが主になる方も多いかもしれません。

良い商品だからと在庫を持った途端、自分には営業力もなく、販売方法もわからず、お金の管理もできないのに友達に売ろうと無理して人間関係を壊す人もいます。

在庫が処分できず、お金に困って行き先を失っても助けてもらえないという、深刻な事態に陥ることもあるでしょう。


脳と身体の両方をバランスよく整え、自分の内なる一神教多神教を上手に扱えるようになること。

自分の内なる一神教(脳)と多神教(身体)、両方を尊重し共存させること。

これは見える世界からいさかいをなくす大事な人間的要素だと考えます。

そして同時に、ネットワークビジネスの被害を受けない準備として、とても必要なことだと考えています。

何かあるとネットワークビジネスが近づいてくるひとは、自分の状態がまだ不完全だと考えて良いと思います。

魂が肉体にきちんと収まると、ネットワークビジネスではなく、自分の使命をまっとうする仕事で人生を輝かせる道を選べるようになります。